TOP > 外壁塗装の基礎知識 > 劣化現象 > ガン肌とは?
更新日:2018/10/05

この記事を評価する

閉じる
この記事のアドバイザー情報※各タブをクリックすると詳細が見れます

解説者鈴木良太【外壁塗装110番 代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット 代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装 代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

ガン肌とは?

【この記事の要約】

ガン肌とは、塗膜欠陥の症状です。塗料の使用期限切れの古いものを使ったり、塗装面の温度が暑すぎる状態で塗装したりすると起きやすいと言われています。

ガン肌の写真ガン肌とは、塗装の仕上がり状態を指す言葉で、塗膜欠陥の1つです。塗面がオレンジの皮の表面のような凹凸の状態になることをいいます。別名、ゆず肌、オレンジピールなどとも呼ばれます。

塗膜欠陥ではない、あえて模様としてガン肌にようなデザインにすることもありますが、ここでは塗膜欠陥としてのガン肌の説明をします。

主にスプレー塗装の際に起こりやすい現象ですが、最近ではスプレーによる塗装はあまり行なわれず、ローラーまたは刷毛での塗装が一般的です。

主な原因と対応策

根本的な原因は、塗料が乾燥して塗膜になる途中で、凸凹のまま乾燥してしまうことです。このようになってしまう細かな原因はいくつかあります。

塗装面の温度が高い

塗装面の温度を下げる工夫が必要です。例えば、夏場などは日中の作業を避けるなどです。

スプレーガンによるもの

スプレーガンと外壁の距離が遠い、吹き付け圧が弱い、吹き付け速度が速い、塗料の吐出量が少なく塗膜が薄い場合にも起こります。この場合は、塗料のカタログを参考に正しい環境で行なうことが必要です。

塗料の使用可能な時間を過ぎたものを使っている

塗料には可使時間(ポットライフ)という使用可能な時間が決まっています。食べ物でいう賞味期限のようなものです。これを過ぎたものを使用するとガン肌の原因になります。

同義語

ゆず肌、オレンジピール

劣化現象に関するコンテンツ一覧

チョーキングとは、外壁を触ると手に白い粉が付く現象です。色あせの次に来る劣化現象です。

剥がれや浮きが発生する主な原因は「施工不備」「経年劣化」「塗装できない素材に塗装する」の3つです。

クラックとは、壁にヒビ割れが入る現象です。クラックのサイズにより3つに分類され、補修方法も異なります。

硬化不良とは、塗料の既定の乾燥時間を守らないことによって起こる初期不良です。

塗膜欠陥とは、塗料を薄める、乾燥時間を守らないなどにより、期待耐久年数よりも早く劣化現象が現れることを言います。

外壁や屋根が変色する原因には、塗膜の劣化、コケと藻やカビの発生、施工不備と塗料の不具合、ブリード現象、サビの発生などがあります。

外壁塗装の色ムラが起きる主な原因は、施工不備によるものです。色ムラが発生している場合は、塗料の耐久性や防水機能などが100%発揮されていない可能性があるので注意が必要です。

外壁塗装におけるピンホールとは、施工不良の一種で、塗装面に小さな穴が空くことを言います。

外壁塗装をするきっかけは「建物が汚れてきたから」という方が多いです。カビやコケ、藻の発生により、汚れることも多いです。これらができてしまう原因について説明します。

凍害とは、見えない小さな隙間から水が入り、凍結と溶解を繰り返して建材にダメージを与え、凍結の膨張に耐え切れなくなると、ヒビ割れや剥がれを引き起こす現象です。

液だれとは、外壁の塗装後に塗料が垂れてしまう現象のことです。原因や液だれを見つけ時の対処法などを説明いたします。

ピックアップ

外壁塗装業者

外壁塗装の基礎知識

運営団体について

ページトップへ戻る
今すぐ相場を確認する