幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。
雨漏り・すが漏れ・水漏れの違い
室内に水が入り込む現象は、雨漏り・すが漏れ・水漏れの3つあります。それぞれ修理方法が異なるため、室内が濡れている場合は、まず原因を突き止めることが重要です。
このページでは、雨漏り・すが漏れ・水漏れの違いについて説明いたします。ご自身でも状況を把握し、適切な業者に依頼できるようにするためにも、発生原因や症状などを知っておくといいでしょう。
雨漏りの症状や原因
雨漏りとは、雨水が建物の外部から内部に浸入する現象のことです。
基本的には、雨が降った日やその翌日に症状が現れます。雨漏りの症状として挙げられるのは、室内に水滴が落ちてきたり、シミやカビの発生、クロスの剥がれ・膨れなどです。
雨漏りと聞くと室内への浸水をイメージしますが、目に見える症状が起きていなくても、気が付かないうちに建物内部に雨水が広がっているケースも多いので、注意が必要です。
原因
雨漏りの原因は、屋根材の破損や外壁のひび割れ、窓サッシ周りのコーキング劣化、ベランダ防水の劣化など様々です。
また、これらの劣化症状が発生する原因は、紫外線や雨風などの影響による経年劣化、自然災害による影響、新築時・リフォーム時の施工不良といったことが考えられます。
すが漏れの症状と原因
雨漏りと同じく外部から水が浸入する現象ですが、すが漏れは雨ではなく雪が原因で発生します。
雪が多く降る地域で、雨の日には症状は現れずに冬場にだけ症状がみられる場合は、すが漏れの可能性があります。
原因
すが漏れは次のようなメカニズムで発生します。
1.屋根に積もった雪が溶けて、その水が軒先へ流れていく
2.流れてきた水が凍って軒先でつららになる
3.つららで屋根上の水をせき止めてしまい、水が溜まっていく
4.排水できずに滞留した水が、屋根材の隙間から建物内部に入り込む
すが漏れは屋根に積もった雪によって発生するため、屋根に雪が積もらないように雪止めを付けたり、こまめに雪下ろしをするなどの対策をすれば防止できます。
水漏れの症状と原因
水漏れは、外部から水が入り込む雨漏りやすが漏れとは違い、建物内部の生活用水が原因で発生します。
次のような症状が見られる場合は、水漏れしている可能性があるので注意しましょう。
・急に水道代が高くなった
・洗面台やキッチン下の収納スペースが湿っている、カビ臭い
・雨が降っていないのに建物の基礎部分が濡れている、シミができている
原因
建物内部には数多くの排水管が設置されており、この排水管に亀裂や破損が生じることによって水が漏れ出してしまいます。
排水管に亀裂・破損が起こる原因は、老朽化や新築時・リフォーム時の施工不良です。
まとめ
雨漏り・すが漏れ・水漏れの違いは、発生原因が雨か?雪か?生活用水?という点です。雨漏りの場合は屋根や外壁の修理を行い、すが漏れが起きている場合は雪止めを設置するなどの対策が必要です。
また、水漏れは排水管の破損によって発生するため、修理や交換による処理が必要となってきます。
雨漏りだけでに限らず、室内への浸水は建物に大きなダメージを与えてしまうため、少しでも気になる症状や建物の劣化を見つけたときは、早めに専門業者に相談するようにしましょう。
その他、雨漏り補修に関するお役立ちコンテンツ
外壁からの雨漏りであれば、コーキングによる応急処置が行えます。あくまでも応急処置なので、専門業者による調査・修理は必要です。ここでは、コーキングを施工するときの流れや注意点などについて説明したします。