TOP > 雨漏り修理 > 雨漏り修理で対象となる助成金・補助金制度とは
更新日:2024/02/23

この記事を評価する

閉じる
この記事のアドバイザー情報※各タブをクリックすると詳細が見れます
解説者鈴木良太【編集者・外壁塗装110番代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

雨漏り修理で対象となる助成金・補助金制度とは

【この記事の要約】

雨漏り修理を行う場合、できるだけ費用を抑えたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。その際に活用できるのが、各自治体が行っている助成金・補助金制度です。

このページでは、雨漏り修理で使える助成金・補助金の種類や、受け取れる条件などについて説明いたします。

雨漏り修理が対象となる助成金・補助金

基本的に雨漏り修理のみを対象とした制度はありませんが、他の工事を併せて雨漏り修理も行うことによって、助成金・補助金を受け取れる場合があります。

雨漏り修理も含まれる可能性がある制度として、次のような工事の種類が挙げられます。

リフォーム全般

特定の工事ではなく、リフォーム全般を対象とした助成金制度を実施している自治体もあります。

ただし、このような助成金を実施している所は少なく、受け取れる金額も低めの傾向となります。また、条件も自治体によって変わってくるため、まずは市のホームページなどで要綱をしっかりと確認するようにしましょう。

耐震性向上・アスベスト除去

建物の耐震性を高めるために軽い屋根材に交換する工事や、アスベストが含まれる屋根材を撤去する際に、その費用を一部補償してくれる制度もあります。

あくまで雨漏り修理に対する助成金ではなく、屋根リフォームに対する助成金なので、この制度を利用して雨漏りしている部分だけを修理することはできません。

耐震性向上・アスベスト除去に関する助成金制度を行っている自治体は多いので、もし雨漏りしているときに、屋根全体の葺き替えやアスベスト除去も検討している場合は、一度自治体のホームページを確認してみるといいでしょう。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は国で実施しており、住宅の長寿命化や省エネに関する性能向上リフォーム、子育て世帯向けの改修工事にかかわる費用を一部支給してくれる制度です。

受け取れる金額は工事費用の3分の1で、限度額は基本的に1戸当たり100万円です。

具体的に対象となる工事はいくつかありますが、雨漏りが関わってくる部分で挙げると、既存サッシを断熱サッシに交換する工事、屋根の軽量化のために葺き替えを行う工事などがあります。

エコリフォーム

エコリフォームとは、屋根の断熱性を高めるための工事のことを言い、断熱性を高めることでエアコン代の節約や環境に配慮した住宅にする目的があります。

ここで言う断熱性を高めるための工事とは、断熱・遮熱性のある塗料を使って屋根を塗装したり、屋根や外壁に断熱材を施工する工事を指します。

他の助成金制度と同様に、エコリフォームも直接雨漏りを直せる工事ということではありませんが、屋根修理の流れの一部で雨漏り修理ができる可能性があります。

事前に確認が必要な点として、制度を利用する際は自治体が定めた基準を満たす塗料や断熱材を使用しなければならないため、必ずしも自分が使用したい材料が使えるとは限りません。

助成金・補助金を受け取るまでの流れ

助成金・補助金の申請から受け取りまでの大まかな流れは次の通りです。

1.必要書類を揃えて助成金の申請
2.審査後に交付決定通知が送られてくる
3.申請した見積もり通りに工事を開始する
4.工事終了後に完了報告書を提出する
5.自治体による住宅の確認
6.交付額決定通知が送られてくる
7.助成金の受け取り

助成金・補助金の利用方法については、詳しくはこちらのページをご覧ください。
「外壁塗装の助成金(補助金)を受け取る条件・必要なモノ・申請の流れ」

助成金・補助金制度を利用するときの注意点

工事を始めるのは、必ず申請が通って交付決定通知が届いてからにしましょう。申請前に工事を始めてしまうと、助成金の対象外となってしまいます。

助成金制度について詳しく知らない業者だと、申請が通る前に工事を始めようとする可能性もあるため、業者任せにせずにご自身でも制度の流れをきちんと理解しておくことが重要です。

また「助成金を使って無料で修理できます」等と言い、契約を迫る悪徳業者もいるので要注意です。

自治体によって予算の上限が設けられていたり、制度ごとに条件も様々なので、必ずしも審査が通って助成金が受け取れるとは限りません。さらに、工事費用を全額支給するような制度は基本的に無いので、0円で工事できるというのは嘘です。

正しい手順・申請方法で助成金・補助金制度を利用するためにも、まずはその制度についてしっかりと確認するようにしましょう。

まとめ

雨漏り修理を対象とした助成金・補助金制度はありませんが、耐震性向上やエコリフォームなどを対象する制度であれば、その他の工事と一緒に雨漏りを直せる可能性があります。

雨漏りが発生しており、かつ住宅リフォームや屋根修理も検討している場合は、市や国のホームページを確認して、助成金・補助金制度が行われていないかチェックしてみるといいでしょう。

その他、雨漏り補修に関するお役立ちコンテンツ

台風は建物や車、命に関わる被害が発生する可能性があるため、事前の対策や準備が大切です。ここでは、台風の規模や自分でできる事前準備についてご紹介します。

雨漏りが発生するときは、雨水が1次防水と2次防水を突破して起こります。ここでは、1次防水と2次防水の役割を説明いたします。

雨漏りは放置しておいていいことはありません。2次被害にまで拡大すると修理にかなりの費用がかかる可能性があります。ここでは、2次被害にどのようなことがあるのかを説明します。

シロアリは雨漏りの二次災害として深刻な被害をもたらします。ここでは、シロアリの種類と駆除方法についてご説明します。

築10年以上で雨漏りが生じる可能性があり、定期的なチェックが必要です。ここでは、予防と応急処置についてご説明します。

雨仕舞とは、雨水の浸入を防いで、雨水を正しく排水させるための施工方法のことです。ここでは、雨仕舞の重要性や雨漏りとの関係についてご説明します。

毛細管現象とは、細い空間で液体が下から上に吸い上げられる現象のことです。ここでは、屋根で毛細管現象が起こる原因や雨漏りに繋がる理由、屋根塗装の際の対策について説明いたします。

「雨漏りの修理をしたのにまた雨漏りした…」このように悩まれている方は多いのではないでしょうか。ここでは、雨漏りが再発する原因や修理業者を選ぶときのポイントついて説明いたします。

雨漏りが原因で漏電を引き起こす可能性があります。漏電は感電や火災にも繋がる可能性があるため、非常に危険です。ここでは、雨漏りによる漏電について説明いたします。

外壁からの雨漏りであれば、コーキングによる応急処置が行えます。あくまでも応急処置なので、専門業者による調査・修理は必要です。ここでは、コーキングを施工するときの流れや注意点などについて説明したします。

雨漏りが原因で漏電を引き起こす可能性があります。漏電は感電や火災にも繋がる可能性があるため、非常に危険です。ここでは、雨漏りによる漏電について説明いたします。

一般的に雨漏りは劣化は激しい建物で発生しますが、新築物件でも雨漏りするケースはあります。ここでは、新築で雨漏りする原因や修理で使える保険などについて説明いたします。

サンルームはおしゃれで実用性もありますが、雨漏りしやすいため注意が必要です。ここでは、サンルームで雨漏りが発生する原因や修理方法、費用相場について説明いたします。

雨漏りの修理業者を選ぶときは、資格の有無も重要なポイントとなります。ここでは、雨漏りに関する資格にはどのようなものがあるのかをご紹介いたします。

賃貸で雨漏りが発生した場合は管理会社や大家さんも関わってくるため、戸建て住宅での雨漏りとは対応が異なります。ここでは、賃貸で雨漏りした時にやるべきことや注意点を説明いたします。

マンションでの雨漏りは、発生原因や賃貸・分譲の違いによって誰が費用を負担するのかが変わってきます。ここでは、マンションで雨漏りした際の対処法や費用の負担について説明いたします。

太陽光パネルを取り付けると雨漏りするのではないか?と不安な方も多いかと思います。ここでは、太陽光パネルの設置が原因で雨漏りする理由や発生リスクを抑えるためのポイントなどを説明いたします。

雨水の浸入を防ぐうえで重要な部材が「ルーフィング」と呼ばれるものです。普段見ることができませんが、その重要性を理解しておくことが大切です。ここでは、ルーフィングの種類や必要性について説明いたします。

ピックアップ

外壁塗装業者

外壁塗装の基礎知識

運営団体について

ページトップへ戻る
今すぐ相場を確認する