アステックペイントは、日本より紫外線が3～5倍強いオーストラリアで外装建築用塗料No1シェアの塗料メーカーです。アステックは塗料名ではなく会社名です。

ピュアアクリルタイプのEC-5000PCM(旧EC-2000F)、シリコンタイプのシリコンフレックス2や超低汚染リファイン500Si-IR、フッ素に無機を入れた超低汚染リファイン500MF-IR、無機タイプの無機ハイブリッドコートJYなど、耐久性の長い塗料のラインナップが豊富です。

特徴とメリット

アステックペイントと言えば、ピュアアクリルを使ったEC-5000PCM(旧EC-2000F)、EC-5000PCM-IR(旧EC-2000F-IR)、が有名なので、この塗料を中心に説明します。IRが付く方は遮熱機能があります。

アクリルと言えば安い塗料を想像するかもしれませんが、そのようなアクリル塗料は不純物が多く混ざっているため、耐久年数が低くなっています。

ピュアアクリルは、可塑剤など不純物をできる限り入れてないアクリル塗料のため耐久年数がフッ素並みで、さらに遮熱性や伸縮性などの機能もあります。

伸縮率600％！伸びる塗料

建物は、地震や大型車の揺れなどで、表面にクラックが出てくることがあります。これを防ぐためには、揺れを追従できる弾性力の高い塗料を塗ることが重要です。

EC-5000PCMは伸縮率が600％と、今発売されている塗料の中で、最も優れています。

右の写真は湿布ではなく乾燥した塗料です。これくらい伸びます。

遮熱性 ※IRタイプ

ピュアアクリルに含まれるナノセラミック粒子により、太陽光を反射し、さらに内側に熱を伝えにくくすることで、室温の上昇を抑える効果があります。

塗料別、艶、耐久性

デメリット

アステックペイントの商品すべてというわけではありませんが、EC-5000PCM・EC-5000PCM-IRのデメリットとして挙げられるのは、価格が高いという点です。

現在主流のシリコン塗料の単価は、m2あたり2,600円前後が相場となりますが、EC-5000PCM・EC-5000PCM-IRの単価は、m2あたり3,500円～4,600円とフッ素並の費用がかかります。

アステックペイントから発売されている塗料の価格や単価

アステックペイントのサイトには設計単価は書いてありませんが、実際に施工するときにはシリコンタイプで2,200円～2,800円/m2、フッ素タイプが3,300円～4,500円/m2、無機タイプで3,800円～5,000円あたりになります。

ただし、商品によっても金額は変動します。

実際にアステックペイントを使用した業者からの評判

	日本は地震が多いため、硬い塗料だとヒビ割れしやすいため、伸縮性がある塗料が必須だと考えています。また、家を守るためには熱と水を通さないことも必須です。アステックの塗料は、遮熱機能で熱を抑え、伸縮性でひび割れを抑え、防水性で雨の侵入を抑えることに特化している塗料なのでオススメです。
	アステックの塗料は、伸縮性が高く遮熱性もあります。一番使う塗料です。
	メーカー保証で10年出る塗料はアステックだけだと思います。それだけ塗料に自信を持っているのだと思います。
	防水性があり、雨漏りの予防にもなると思います。
	サイディングに伸縮性が高い塗料を使うのは怖いのと、タック(粘り)があり少しだけ汚れが付きやすいです。

メーカーサイト

http://astec-japan.co.jp

塗料に関するお役立ちコンテンツ

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塗料の種類別の詳細

アクリル塗料

新しいピュアアクリルなどの特殊な塗料以外はもう使用されない。

ウレタン塗料

付帯部以外では、ほとんど使用されない。シリコンの前に主流だった塗料。

シリコン塗料

耐久年数と価格のバランスがよく最も使われている塗料。

ラジカル制御型塗料

今、最も注目されているされている塗料。値段がシリコンと同等で、耐久性がシリコンとフッ素の間。

フッ素塗料

耐久性も高いが、値段もかなり高い。外壁はシリコン、屋根はフッ素という使われ方をする。

光触媒塗料

太陽の光で汚れを分化し、雨の水で洗い流す特殊な機能がある。耐久性も長いが、単価も高い。

無機塗料

塗料のグレードの中で最も高く、耐久性も最も高い。新しい塗料で注目されている。

塗料選びに役立つ知識

設計単価や出荷証明など業者でなければ知らないような言葉について説明しています。また、良くある質問にも回答しています。