幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。
防水を長持ちさせるお手入れ方法
ベランダや屋上の防水を長持ちさせるためには、定期的な防水工事だけでなく、日頃のお手入れもとても重要です。また、日常的にベランダや屋上をチェックすることで、劣化症状にも早く気づくことができます。
このページでは、自分でできる防水を長持ちさせるお手入れ方法や、作業中の注意点について説明します。
自分でできるお手入れ方法
自分でできるお手入れ方法は主に2つあります。
ドレンの掃除
排水口のことを「ドレン」と言い、ドレンの掃除をすることで防水を長持ちさせることができます。
なぜなら、ドレンの掃除を行わずに落ち葉やゴミ、泥などの異物が詰まると、雨水が正しく外へ排水されずに溜まっていき、やがて溜まった水が原因で防水層を劣化させてしまうからです。
さらに、溜まった雨水が室内に浸入して、雨漏りに繋がるケースもあります。
特に、植物を育てている場合や建物の周りに木や多い環境は、ドレンに落ち葉や花びらが詰まりやすくなるので、月に1度でもドレンの掃除を行い、雨水が溜まらないようにしておくことが大切です。
床の掃除
日頃から床の掃除をすることも重要です。
なぜなら、ベランダや屋上は落ち葉や泥、砂埃などが溜まりやすく、それらが蓄積すると雑草やコケなどが発生するためです。
特に、雑草の根は防水層を突き破るほどの力があるので、雑草が発生している場合は必要です。
床を掃除する際は、掃き掃除や雑巾などを使って水拭きする方法が望ましいです。頑固な汚れは薄めた中性洗剤を雑巾などに含ませて拭き、拭き終わったらしっかり洗い流します。
お手入れする際に注意すべきこと
お手入れの際に注意すべきことは以下の2点です。
高圧洗浄の使用
高圧洗浄は、頑固な汚れも綺麗に洗い流せるのでとても便利ですが、使用する際は注意が必要です。
なぜなら、周囲に水が飛散したり、騒音が響いてしまうこともあり、近隣とのトラブルにも繋がる可能性があるからです。
また、取り扱いを間違えると、防水層や周囲の外壁を傷つけてしまう恐れもあるので、基本的には高圧洗浄は使用しない方がいいでしょう。
デッキブラシやたわしの使用
デッキブラシやたわしも、使用は控えるようにしましょう。
理由は、デッキブラシやたわしは床を傷つけてしまう可能性があるからです。また、シンナーやアルコールや含む洗剤も、防水層を破損させる場合があるので使用はNGです。
まとめ
定期的にベランダや屋上をお手入れすることで、劣化するスピードを抑えられたり、雨漏りのリスクを減らすことが可能です。
さらに、劣化症状にもすぐに気づくことができるため、結果的にメンテナンス費用を抑えられるメリットもあります。